不動産用語「R」


リート・REIT(米国)
(読み方:りーと)

Real Estate Investment Trustの略で、米国で一定の税制優遇措置を享受できる株式会社及び事業信託(Business Trust)として設立される不動産投資信託のこと。

公募又は私募により多数の投資家から集めた資金を、会社又は信託形態で複数の不動産へ分散投資を行い、運用利益を投資家の持分に応じて分配する仕組みで、1960年(昭和35年)に米国の内国歳入法の改正によって誕生した。

投資する対象によりエクイティリート(購入・建設を通じて直接不動産に投資)、モーゲージリート(不動産担保ローン等を通じて間接的に不動産に投資)、ハイブリットリート(エクイティとモーゲージを組み合わせたもの)に分類される。
また、発行形態(会社型リート、信託型リート)、リートの上場の有無により分類することができる。

内国歳入法で規定されている適格要件(非課税要件)は、(1)課税所得の90%以上を投資家に配当すること、(2)総資産の75%以上を不動産、不動産抵当貸付、他のREIT、現金、公債で保有すること、(3)年間総所得の75%以上が不動産賃貸収入、不動産抵当貸付・証券の利子収入、不動産処分益、他のREITの配当等によること、(4)100人以上の投資家を持ち、5人以下の投資家が発行済み株式の50%以上を保有しないこととなっている。

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