不動産用語「つ」


(読み方:つぼ)

尺貫法による、土地面積や部屋の広さを測るときの単位。ひと坪おおよそ3.3058平方メートルに相当する。

土地の売買契約においては、一般的に「1辺を6尺(約1.818メートル)とする正方形」がひと坪であるという慣行が成立しているものと思われる。この慣行に従えば、ひと坪とは約3.3058平方メートルであると言うことができ、畳2畳の広さに当たる。
奈良時代に、いまとはまったく違う広さを表す「坪」という単位が見られ、それは、歩いてどれくらいの広さかということで「ひとつ歩(ほ)」つまり、「ひとつほ」からきているという。

なお不動産の広告を規制する「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」によれば、土地の面積や建物の床面積を広告で表示する場合には、必ずメートル法によって表示することとされている(不動産の表示に関する公正競争規約第15条第19号)。ちなみにメートルは、地球の子午線の極と赤道間の距離の1千万分の1の長さ。
ただしメートル表示と同時に、坪表示も併せて表示することは可能であり、不動産の世界ではいまだに坪が使われることが多い。これは、日本人が畳2畳の広さをイメージしやすいからだという。

ちなみに、売買契約の際大事なのは、単純な価格の比較ではなく、坪単価による比較だ。

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