月見る月はこの月の月
中秋の名月という、日付の決め方がちょっと複雑な慣習。2025年は本日、10月6日ですね。決まって満月というわけではないようで、満月は翌日7日なんです。ただ最近、2021年2022年2023年と連続して満月の日と重なっていたのでイメージ的にはそう思っていても仕方ありません。今日のタイトルは、ざっくり言えば、いつの季節も月はキレイだけど空気の澄んだ、この秋の夜に月を愛でましょうという句ですね。
これといって派手な娯楽のない平安時代から、静かな夜に月を鑑賞する文化を守っている日本。かといって海外にはないのかというと、実は東南アジアの方が「月好き」らしい。月餅もそのひとつ。月を愛で、家族で月への思いを込めた菓子として楽しむ。それも様々な種類。タイやインドネシア、ベトナム、韓国、中国と東南アジア各国に月餅文化が根付いているとか。伝統的なハスの実餡ファクブアや黒ごま餡、クルミ、ココナッツ、チョコレート、抹茶、フルーツ、肉やハム、アイスクリームといったものまである。
そもそも中秋の名月という慣習も中国伝来でした。あ、中秋の名月の日付の決め方については、皆さまでお調べを。では、また。