他者を許容することも必要?過度な期待は落胆を招くのか~部屋探しのポイント③~
お部屋探しの方を案内した際にかなりの割合で聞かれるのが「隣室とかにはどんな人が住んでいるんですか?」というご質問。残念ながらそのご質問、不動産会社としては「個人情報はお答え出来ないのです」という回答になるんです。
おそらくは住み始めた後のトラブルを避けたいというお気持ちなのは分かります。この場合には質問を変えて「このアパートでは騒音トラブルとか、入居者にまつわる苦情などは出てないですか?」と聞いてみるといいと思います。それに対しては正直な回答が得られるはず。
また一方で「鉄道の線路が近いから音がうるさいですか?」というご質問。これについては「音は聞こえますが、それを嫌な騒音と感じるかどうかは個人の感覚なので……」というのが通例。線路近くなのだから音が聞こえて当然と思って暮らしていると気にならない、という方もいます。
クルマの音や大雨が屋根を打つ音などと違って、生活音にまつわるトラブルは賃貸生活の相談でダントツのトップ。もちろん、時間帯をわきまえずに大きな音を出すのはルール違反。でも何でもかんでも「隣室の方がうるさい」という苦情は、個人感覚の違い(しきい値の違い)が元になっていると昔から専門家の方も説明しています。他者を認め、許容する社会性が薄れてきている日本ですが、トラブルはできるだけ少なくしていきたいものです。
では、また。