巣立ちの季節はもうすぐ

幸せを運んでくると言い伝えのあるツバメの巣。ちょうど今頃はヒナが成長して親ツバメから飛び方を教わっている季節。それでもまだ夜は、巣に戻って来たヒナたちが身を寄せ合ってゴニョゴニョ話し合っています。
ところでツバメのさえずり、あのチチッ、チリュチリュチリュクチュクチュクチュギーーーっていう鳴き声を日本語にすると、早口で「土喰って虫食ってクチ渋ーい」という説があります。その声のトーンの違いで「ホラ子どもたちー、私らはここにいるから安心しな」とでも言ってるみたいです。野鳩が巣の近くに来ると、ヒナたちに危険を知らせるように強く短く「キキッキキッ」と鳴いてます。キュルリキュルリジーと穏やかに鳴く時もあり、「そろそろウンチしな」と伝えてるのかしらとも思います。そういえばヒナたち、ウンチは巣の外側に器用にオシリを突き出して下に糞を落とすんですよ(写真)。巣の中を清潔に保つ知恵なんです。
言葉や高等な知恵を持つのはヒトだけなんて、誰が言っているのやら。では、また。