宅地をお探しの方へ贈る新築大作戦!!  デザインの素敵な「片流れ屋根」は雨漏りに注意!!

 史上最速で梅雨明けした福島。でも来週は雨模様の予報が出ていますね。そこでシンパイショーの新人スタッフ・オーサワMは「雨漏りしがちな住宅」というコワイお話を。

 ある住宅の瑕疵担保保険会社(国交省が指定した、住宅の不具合に保険金を支払う法人)が公表している調査結果によると、雨漏り欠陥のある新築住宅のうち75%以上がなんと「片流れ屋根」の家。さらにその半数が「棟」と呼ぶ、てっぺんのところに問題があったのです。

  ガルバリウム鋼板が多い片流れ屋根、かっこいいですよね。ところが台風や大雨が棟頂上部や「ケラバ(サイド部)」に施工不良部分があるとそこから「伝い水」を引き起こし、雨漏りしてしまうのだそうです。屋根には水の侵入を防ぐルーフィング材を施工しますが、それは屋根工事業者さん。対して屋根の下地板(野地板)から下は当然、大工さんの仕事。両者の連携不足が雨漏りの原因をつくってしまうというコワイ話です。

 雨の多い日本の風土には、どちらかというと片流れ屋根よりは切妻や寄棟屋根の方が雨漏りしにくいと言えそうです。 では、また。