いつから忘年会は「疎まれる」存在になっちゃったのか

2023/12/14

あ、この漢字は「うとまれる」と読みます。で、忘年会。コロナ禍の以前から特に若手社員には毛嫌いされる存在になってましたね。ある最新の調査では若手ベテラン問わず「不参加」が60%だそう。勤務先によっては「全額会社負担」あるいは「会社から半額」という恵まれた飲み会であっても、不参加。いわく、仕事終わりはプライベートだもの会社の人とお酒の席は意味わからない、上司とお酒飲んで何を話せばいいか不安、いろいろシキタリを守るらしく面倒……。

そもそも歳の瀬に1年間の喜怒哀楽を振り返って、それぞれの頑張りを労う席が忘年会。さしあたって、特に感謝を伝えたい先輩・上司には自然と酌をしたくなるのが当然と、昭和真ん中生まれのワタシ、オーサワMは思います。そりゃプライベートな時間には、推しに時間を使いたい人もいれば12月だもの良き人とのXmas的な乾杯したいアナタもいますよ。アルコールがダメな人、昭和にもたくさんいましたよ。でもそんな人も、(今の世の中ではアルハラになっちゃうので絶対ダメですけど)乾杯だけ皆なに合わせて一緒にビールをヒトくちだけすすり、あとはジュースってのも普通でした。コップに残ったビールがもったいないケド。

忘年会の「忘年」とは年の差を忘れて無礼講で語り合うという意味もあるって昔、先輩から聞きました。なにも今年の失敗や成績不振を無かったことにするというドンチャン騒ぎの忘年ではない。形に表せない感謝や反省、期待や抱負、明くる年へと続くアイデアや提案。いつもの机とPCにかじりついていては話せない、そもそもフロアが違っていて社内LANを介してしか会話してなかった同僚・先輩と、心理的な距離を縮める稀な時間。もしかしたら新年発表の異動で同じチームになるかも、ですよ。

オヤジたちの「飲み方モラル」も向上してきていることを信じて、どうですか、今年は久しぶりに「参加にマル」してみては。では、また。